「ん...。」

重たい瞼を開けると白い天井

見慣れた景色が広がっていた

━コンコン

「南乃花ちゃんおはよう。朝の検温ね」

看護師の原さんがドアを開けて入ってきた

「はぁーい」

原さんが開けてくれた窓からは眩しい
朝日が入ってくる

「南乃花ちゃんは今日午後から検査が
入っていたわね。頑張ってね」

「はい。頑張ります」

そう言ってガッツポーズをして見せると
原さんはニコッと笑ってくれた

「じゃあ、また検査の時に来るわね」

そう言って原さんは病室から出て行って
しまった

運ばれてきたお世辞にもあまり美味しいとは
いえない朝食を食べ

ベットの上から外を眺めた

「つまんないから外行こ」