「三寒四温だなあ」とイデアル。

女子高生だ。

長月遙が同意する。学校の教室で。

「そうね。
野草計画に影響が出ないといいのですけれど」

イデアルも長月遙も驚くほど目の前のことを気にしていたのだ。たとえば自分が計画的かどうか、とか。

「ねえ、橘。
わたしは計画的に見える?」

と長月遙。

「計画的だと思うが・・・」と俺。
「それを聞いて安心したわ・・・」