あの日からわずか一月。 瑠璃の剣は誰もが目を見張るほど上達していった。 「いやーでもすげぇな、瑠璃のやつ。」 「そうですねー、あれからまだ一月ですけど、様になっていますね! まぁ、師匠がアレですし…」 沖田や藤堂がいるのは屯所の中庭から少し離れた縁側。 そこからは、瑠璃の稽古がよく見えるのだ。