それから小さい事は、 毎日おはようを言う事とか おやつは半分こするとか 何とも子供らしい可愛い約束。 でも、凛との間に増えていく その”約束”が俺にとっては掛け替えのないもので、 互いに破ることは絶対にないと思っていた。 そんな中時は過ぎ、 迎えた俺の5歳の誕生日。 結婚の次にした大きな約束。 それが織姫と彦星の強い想いが身を結んだ愛の物語のように 俺たちもそうなると指切りをしたことだった。