そこは古い大きな一軒家。 私は生まれてからずっと今の家に住んでいるけど、気づいた時からここは空き家だった。 近隣の中でも豪華だから目を引くし、表札もある。 だから別荘か何かだと思っていたけど… 「どんな人なんだろうね」 「えぇ…」 これからはご近所さんだ。 別にどうでもいいけど。