だが、少なくともはなやんよりは長く尚貴と時間を共にした以上、この状況をなんとかするのは自分しかいないのだという使命感から愛里は口を開いた。 「いや~、まさか、お隣さんと仲良くなっちゃってね!」 とりあえずそんなノリと勢いで一旦普通に受け入れてもらう作戦に出てみる。 「なおさん、少女漫画描くんだよね!」 そう言って愛里は話題を振ってみる。 「そうなの~?」 よしよし。はなやんも乗ってくれた。