掘りごたつ式のテーブルに案内された。

 コミケ閉場前に売り切って早々に片付けて来たというはなやん以外さすがにまだ来ておらず、しばらく待つことになった。

 郡山はいつの間にか一人分の席を予約していたらしく、少し離れたところに着席し席代代わりのウーロン茶をテーブルに置いてこちらに気を配っている。

 そしてはなやんも違う意味で郡山に非常に気を配っている。

 ……これたぶん、「付き人」をここでネタにしていいのかを図っている顔だ。
 うん、正直愛里にもわからない。