「えっと、郡山さんのお席、増やせばいいのかな……? お店の人に聞いてみるけど」 愛里は一応そう言ってみるが、そういえば尚貴が差し入れてくれた萌えペットボトルも、郡山の分はごく当然のように無かった。尚貴に尋ねると、 「え? ああ、はい。郡山のことは、いないと思ってくだされば大丈夫です」 とのこと。 「わ、わかりました……」 「じゃあ、まあ、中へどうぞ」