昼休み。愛里は不良品の中から手ごろなネジやナットやボルトを見繕い、くるくると組み合わせていく。 「みてみてー! 新作、できました! ねじねじロボット二号」 丸井螺子で製作している様々な種類のネジ等を組み合わせてロボットのような小さな人形を作る――という、愛里のあまりにもくだらなすぎる創作活動だ。こんな気晴らしでもしていないと、仕事がつまらなくて発狂してしまう。あと、スマートフォンを見たくなっちゃうし。メールなんて来ないというのに。