「だな。あのお嬢様が自らの手を汚すような真似はしないだろう。」
俺に続き琉貴も同意する。
「そういうこと。で、俺が思うに犯人は…」
俺は用意していたノートパソコンのあるページを開く。
「死桜…?」
画面を見た琉貴が呟く。
「そうコイツらの下っ端がやったんだと思う。総長と姫の欄見てみろ。」
「総長、高木銀次。姫、愛澤姫華…なるほどね。確かに放火犯はコイツらの誰かっぽいな。」
優希は楽しそうに頷いた。
それはコイツが現役のときからの癖みたいなもの。
いつも相手をいたぶるように笑みを浮かべるコイツは生粋のドSだ。
「昨日、昴と春樹には話したんだがコイツらは桜龍を潰すために作られた族だ。」
「でも高木が総長ってことは…」
「あぁ。アイツの本当の狙いは俺らだろうな。」
琉貴に続き俺が言った瞬間、ピリッと空気に緊張が走る。
「でも高木が今の桜龍襲ったとして俺らが助けに来るとは限らないんじゃないの?」


