「お前ら蛍のこと大好きなんだな。」
「そうなんだよ!蛍って俺に劣らず綺麗な顔してるし…」
俺の呟きに答えたのはいつの間にか俺たちにまじっていた漣だった。
そんな漣を言葉の切れ間に浩太が話す。
「俺らは総長たちと同じくらい蛍のことも尊敬してるんだ。」
「蛍が姫のとき、桜龍はもっと強かったんだ。それは総長たちも俺らも本当に蛍のことを守りたくて強くなったからだ。」
「でも愛澤姫華が現れて蛍がココから追い出されて…」
浩太に続き風斗と悠馬もそう話す。
「…お前らは蛍のこと信じてるんだな。」
「信じてる。でも…俺らは蛍がいじめられてることに気づいても助けることができないんだ。」
俺は悔しそうに顔を歪めた悠馬の肩を叩いた。
「お前らの代わりに俺が蛍を守るから。安心しろ。」
そう言って笑えば悠馬はクシャっと表情を崩した。
「ありがとう、透。蛍をよろしく頼む。」


