「お前らが下っ端たちの中でも特に強そうだと思ったんだよ。あとは勘。」
「敵…じゃないよな?」
「敵じゃねーよ。まぁここでそう聞かれて“敵だ”って素直に答えるヤツはいないと思うけど。」
俺は再びニヤッと笑ってみせる。
「いや、総長たちが透を信じてるんだ。俺はお前の敵じゃないって言葉を信じるよ。」
悠馬がそう言うと周りからも「俺も!」と次々に同調する声があがる。
「てことで残りの幹部候補の紹介な!右から浩太(こうた)、宏(ひろ)、漣(れん)!で、俺と悠馬!この5人がお前のお察しのとおり時期幹部候補!」
「ちょっ風斗!俺らの紹介めっちゃ雑なんだけど!?」
と、一番左のやつ──漣が喋り出した。
「もっと俺の紹介あるでしょ?桜龍の中でも特にイケメンとか──」
するとまだ喋り続けてる漣をほっといて、残りの二人が風斗の隣に並ぶ。
「アイツはただのナルシストだからほっといていい。改めて俺は宏。透、よろしくな。」


