「あぁ昴に聞いた。」
「あ、そっか透って理事長とも従兄弟なんだよね…」
百瀬が呟くようにそう言った。
座ってから気持ち悪い猫なで声を発していない愛澤を見ると隠れてニヤニヤ笑っていた。
…俺、普通に見えてるんだけど隠す気はあるんだろうか?
まぁ黒崎たちは気づいてないみたいだしいいのか。
「で、勉強って今からするのか?」
「あぁ今翠が問題集とか取ってきてくれてる。」
「あ、そう…」
俺は赤峰の方を見た。
いつもより静かだとは思ってた。それは春樹に怒られたからだとも。
しかし赤峰はいつのまにか眠りについていた。
コイツ、ある意味大物だな…
俺はもう呆れるしかなかった。
その後、問題集や参考書一式を持ってきた西園寺に大魔王が降臨した。
まぁ、西園寺に起こされた赤峰がどうなったかは明記しないでおこう。
そして途中で休憩を挟みながらも約二時間みっちり勉強して赤峰のための勉強会は終わった。


