今は琉貴と琉貴の兄貴が交代で毎日桜龍の倉庫への送り迎えをしていると前に聞いた。
「透、桜龍の倉庫に着いたよ!!」
俺の隣に座っていた百瀬が袖をクイっと引っ張る。
「あぁ、ここか…」
俺は懐かしむように目を細める。
琉貴がドア開けてくれ、車から降りると、目の前には懐かしい建物があった。
倉庫といっても桜龍の倉庫は“倉庫”という感じではない。見た目は洋館だ。
昔、お化け屋敷と言われていたこの洋館を俺の家で買い取り、俺たち初代幹部で桜龍の倉庫にしたんだ。
そしていつからか洋館ではなく倉庫というようになった。
いろいろと懐かしい思いでに浸っていると、ギィと音が聞こえてくる。
観ると黒崎が入り口のドアを開けて進んでいく。
俺は何気なくみんなの後ろをついていった。
洋館もとい倉庫の中に入ると既に下っ端らしき奴らが「こんにちはー!!」と声を揃えて挨拶をしてきた。


