「次騒いだら問答無用でやるから。」
「…はい」
春樹は反省したように床に正座したまま項垂れていると、いつの間に美乃里との話が終わったのか蛍が戻ってきた。
「ハル先生どうしたの?」
蛍はチラッと春樹を見て俺らに視線をうつす。
「あぁ、ちょっと騒ぎすぎたから今反省中だ。蛍そこ座っていいぞ。」
「ふーん…ねぇ透、私、なんで盗聴器仕掛けたのが姫華だと思ったのか話すよ。」
ソファに座るなり蛍が俺をまっすぐ見てそう言う。
フッと思わず頬が緩んだ。
「あぁ。ゆっくりでいいから」
俺がそう言うと蛍は微かに顔を朱に染め目を泳がす。
「蛍?」
「…あのさ、話す前に透に聞きたいことがあるんだけど…」
蛍は俺の隣に座ると俺の顔をジッと上目遣いで見てそう言った。
「…なんだ?」
動揺した心に気付かないフリをして蛍を見る。
「透は信用した人しか家に入れないの?」
「なっ…!それ、誰に──」


