「今日、お前らと蛍に集まってもらったのは、桜龍現姫の相澤姫華について話すためだ。」
「ねぇ、透…」
「どうした?蛍」
「やっぱり、姫華が盗聴器仕掛けたの?」
そういやまだ蛍には盗聴器仕掛けたのが誰か言ってなかったっけ?
「あぁ、そうだよ。」
「やっぱり、そうなんだ。」
俺の肯定する言葉に、そう呟いた蛍の声には感情がなかった。
それに合わせ蛍の顔は恐ろしいほど無表情だった。
「そういえば一ノ瀬さん、理事長室で話してくれた時も盗聴器仕掛けた犯人は相澤さんなんじゃないかって言ってたよね?」
「…はい」
「どうしてそう思ったのか聞いてもいい?」
「・・・」
昴の問いかけに蛍は悲痛な表情で沈黙する。
「…蛍ちゃん、ちょっとこっち来て?」
美乃里はなにかを悟ったのか、そんな蛍を手招きする。
蛍は素直に美乃里に駆け寄った。
「春樹、ちょっとそこ退いて。蛍ちゃん、そこ座って?私とお話しましょ!」


