「春樹」
「透さーーーん!!」
モニターを見て名前を呼べばすぐにテンションMAXで俺の名を叫ぶ春樹に思わず耳を押さえた。
チラリと隣に見えた蛍も耳を抑えていたし、相当うるさかったよな。
「春樹、お前うるさい。蛍、よく来たな。とりあえず開けるから部屋来い。」
部屋番号を教え、俺はそのままモニターの場所で待機する。
「お邪魔しまーす!!」
「お、お邪魔します…」
少しして春樹と私服に着替えた蛍が部屋に入ってきた。
蛍はどことなく表情が固く、緊張しているみたいだった。
俺はそんな蛍の頭を軽く撫でた。
「…透?」
「そんなに固くならなくていい。一応ここにいるヤツらはみんないいヤツらのはずだから。」
「ちょっと〜透!一応とかいいヤツらのはずってなによ!?私は正真正銘いいヤツでしょ!」
「…美乃里、本当にいいヤツは自分のこといいヤツだなんて思わないんじゃないか?」


