琉貴は少し不機嫌そうに俺を見る。
「ていうか透は制服着替えないの?」
そんな俺らを見てひとしきり笑った後、美乃里はいきなり話を変えた。
「着替える気はない。」
俺が一言そう答えると美乃里は大きく笑い、また明るい声を出した。
「ふ〜ん…」
「おい、なに考えてやがる。」
その笑みになんとなく嫌な予感がして口を開いた。
「いや〜透、制服着てても全然違和感ないしちょっと今度衣装持ってきて透のコスプレ大会でもしようかなーって考えてただけよ。」
嫌な予感的中。
「美乃里、ふざけんな。」
「あ、それいいな!いっそのこと女装とかもさせるか?」
昴までそれにノリ出した。
「あ、それもいいね!無駄に顔整ってるし、やっぱ活用したいよね〜」
「おい、悪ノリ夫婦」
「あら、透。私たちはまだ夫婦じゃないわよ?」
妖艶な笑みを浮かべて俺を見る美乃里に対し、俺は眉間にシワを刻む。


