「あ、ちょっ透!待てよっ!」
エレベーターに乗り込み扉を閉めようとするとみんな慌ててエレベーターに乗り込んできた。
「はぁ」
俺はため息をつき今度こそエレベータの扉を閉め、10のボタンを押した。
チンッと軽快な音を立てエレベータが止まり扉が開くとエレベーターを降りて自分の部屋に行く。
鍵を開けてリビングに向かい、一旦みんなをソファに座らせた。
俺はキッチンに行きコーヒーを4つと紅茶を1つ用意した。
「お前ら、コーヒーここ置いとくから好きに飲め。美乃里は紅茶でいいよな。」
「おぉ、サンキュ」
「で、透!蛍って誰なの!?」
「桜龍の元姫。」
美乃里の質問に簡潔に答えてやるとその場の空気がサッと冷たくなる。
しかしそれは一瞬のことですぐに琉貴が俺に聞いてくる。
「でも透が家に呼んだってことはその子は桜龍を裏切ってないって確信できたんだろ?」
「あぁ」
俺は口角を上げた。


