[あ〜じゃあやっぱり俺らと一緒に車だな。]
[車?]
[あぁ。車に乗っている間だけ盗聴器が音を拾えないようにする。そうしたら車で送ることも出来るし、まぁ安全だ。]
[え、透…車の免許まだ取れないでしょ?なんで車?]
[あぁ、車で送るのは俺じゃなくて春樹だ。]
[ハル先生?]
[あぁ、さすがに俺は車の免許持ってないしな。春樹、頼めるか?]
本当は持っているけどまぁ一応17歳ってことにしてあるからそこは嘘をつく。
春樹が頷いた。
いつの間にか時刻は5時をまわっていた。
[春樹、昴この後仕事は?]
[今日はもうないです!]
[俺も無いよ。ちなみに不良校なだけあって教師も生徒もみんな帰るの早いからこの時間は誰もいない。]
…なるほど。
[じゃあ、俺らも帰るぞ。蛍、春樹と二人で大丈夫か?]
[うん、大丈夫。]
[そうか。じゃあ春樹、蛍のこと頼んだぞ。あとこれ。]


