[そのままの意味だ。とにかく一旦お前は家に帰れ。で、桜龍の倉庫に着て行ったことない服を着て待っとけ。ないとは思うが私服に盗聴器が仕掛けられてるかもしれないからな。あと、LINE交換するぞ。]
蛍は俺のメモを読むと諦めたようにスマホを視線に落とし、文字を打つ。
[わかった。QRコードでいい?]
[あぁ。]
[私、コード出すね。]
蛍はそう言って自分のコードを表示した。
そのコードを読みとり無事、LINEを交換した。
[じゃあ、蛍迎え行くから家帰ったらLINEで住所教えてくれ。とりあえず18時ごろ迎え行く予定だからそれまでに準備しておいてくれ。]
[うん。]
[今更だが親さんとか大丈夫か?]
[あー大丈夫。私、親いないから。今、家で一人暮らし。]
俺はその文を読んで黙り込んだ。
昴が俺の肩を叩く。
[…悪い。蛍は一人暮らしってことか?]
[うん。]


