昴が俺の方を見たため、俺も頷いた。
[僕や透が答えられる範囲だったらいいよ。とりあえずそこのソファに座って。]
[はい。]
蛍がさっきまで俺が座っていたソファ、つまり昴の真正面に座り、俺は昴の隣に座った。
春樹は俺から見て斜め前の1人がけ用のソファにいる。
[じゃあ、早速。さっきからスマホで会話しているのはこれのせいですか?]
蛍のブレザーのポッケから出されたのは黒く四角いSDカードのようなものだった。
…スマホで会話したりちょっとおかしい所はあったがまさか自分で探し出すとは。
素直に関心していたら再び昴が俺を見た。
とりあえずお前が話せ。
そう昴に視線で訴える。
まぁ付き合いも長いし、アイコンタクトでとりあえず伝わった。
[そうだよ。それは盗聴器だ。だから喋っちゃダメだよ。]
[分かりました。この盗聴器は今後どうしたらいいですか?]
[制服に戻しておいてほしい。]


