そう言いながら蛍が戸惑ったように頷いて俺たちはとりあえず別れた。
まぁ、そりゃそうだよな。理事長室にいきなりノックなしで入って来いなんて言うんだから。
まぁでも仕方ない。
相手に悟られないためだ。
そのまま理事長室に行き、無言のままドアを開ける。
「お、透。おかえり」
「透さーーーん!!!」
ニッコリ微笑む昴と相変わらずうるさい春樹。
しかし春樹は飛びついては来なかった。
まぁ、たぶんそこでニッコリ胡散臭い笑顔を浮かべてるヤツになんかやられたんだろう。
とりあえず触れないでおこう。
「昴、放送サンキュー」
「おお、俺は透からのLINEに従っただけだよ。あ、あと今日の夜、みんなにLINEしといた。あとで自宅の場所と時間ほど連絡してくれ。」
「分かった。相変わらずやること早いな。」
「そう言えば透さん、あの放送なんだったんですか?」
春樹も空気を読んだのかすぐに静まった。


