化粧濃いし、ケバいし、香水臭いし、早く離れて欲しいんだけど。
ってことで無視してさっき撮った動画を再生。
『お前、姫華さんイジメたくせによく学校来れるな!』
『ねぇ、いつんなったら学校辞めんの?』
『本当にね。私たち、何度も忠告したわよ?あんたなんかに桜龍の姫なんか釣り合わないって。すぐ辞めさせられるんだから、そうなる前に自分から辞めとけばって。』
『それなのに桜龍の姫はなかなか辞めないわ、挙句姫華さんイジメて桜龍追放なんて…!!』
『ほーんと、最低だし顔も性格もブスとか…あんたがここまで最低だとは』
『そうだ!あんたにも姫華さんと同じ目に合わせてあげよっか!』
最後に真ん中にいた女がそう言いながら手を振り上げたところで動画は終わった。
俺の動画を見ていた女共はいつの間にか顔を真っ青にしていた。
「悪いな。お前らが何してたかずっと見てたんだよ。正直に話してくれればちょっとは考えたんだけど…」


