「…なんのことだ。」
「だいたい最初からおかしいと思ったんだよ。」
「…何が?」
「お前ならこれくらいこの学校に入るまでもなく調べられるだろ。」
「…さぁな」
そのときバーン!と理事長室のドアが開かれた。
「透さーーーん!!!」
そして理事長室に入ってきた春樹は俺に突進をかましてきた。当然避けたが。
「ちょ、透さん避けないでくださいよ〜」
「避けるに決まってんだろーが!つーか会うたびに突進してくる癖直ってないのかよ!!」
「当たり前じゃないですかぁ!朝は必死に我慢してたんですよ〜」
「直せ。直さないなら家には呼ばない。」
「え…」
俺の言葉に春樹も昴も驚いたような表情をする。
…まぁ1年前実家出て一人暮らし始めてから家を教えたことなかったしな。
「…透、家に呼ぶって」
「あぁ、できれば今日集まれたら集まりたい。初代幹部以上に話したいことあるから。」


