「仕方ないだろ。それしか表現思いつかなかったんだよ。」
「それでも死んだ魚はないわ。笑ってしまったじゃねーか!」
「笑いを提供できたようでウレシイヨ。」
「お前なんで最後だけカタコトなんだよ。」
「あぁ〜なんとなくだよ、なんとなく。あ、俺のパソコンくれ。」
俺は面倒くさくなってとりあえず話を変えた。
一応教室行く前に昴に預けといたんだよ。
ちゃんと調べ物できるように。
「あ〜はいはい。ちょっと待ってろ。」
昴が立ち上がりデスクの方でなにやらガサゴソして、俺のノートパソコンを持ってきた。
「ほらよ」
「サンキュ。」
俺はパソコンを受け取るとそれを立ち上げる。
「なに調べるんだ。」
「現姫のこと。今日屋上行ったとき桜龍に隠れるようにして笑ってたから。」
「笑ってただけ?」
「あぁ、俺が友達として倉庫に行ってもいいって言ったら、なんか企んでそうな笑み浮かべてたぞ。」


