「あっそ…」


「コーヒでいいか?」


「あぁ、頼む。」


「で、現桜龍どもはどうだった?」


屋上行ってきたんだろ。


と、俺のコーヒーを準備しながら楽しそうな声色で聞く。


「桜龍についてはまだどうとは言えないな。現姫はウザいし、キモかったし、ケバいし、臭かった。」


「お前、現姫の悪口しかねーのかよ。」


「あ〜なんか総長筆頭に気に入られたっぽい。仲間に誘われた。」


「仲間ね…で、お前は?その誘いのったの?」


「のるわけないだろ。まぁでも元々桜龍のやつらとは仲良くなるつもりだったし友達にはなっといた。」


「へ〜元姫には会った?」


コーヒーが入ったマグカップを俺の前に置き、昴も俺の目の前に座った。


そしてなぜかニヤニヤと気持ち悪い笑みを浮かべていた。


「会ったていうか、さっき教室で見てきた。」


俺がそう言うとなお一層昴の顔は気持ち悪くなった。


「お前、キモい。」