「君、僕たちのこと知らなかったの?桜龍ってことも?」
ピンクメッシュの男が小首を傾げて聞いてきた。
つかコイツそこらへんの女より可愛いんじゃね?
いや、そんなことより質問に答えるか。
「あぁ、さすがに桜龍の存在は知っているがお前らだとは知らなかったよ。」
まぁこの屋上使ってるのと黒髪にメッシュが入っている時点でコイツらが桜龍の幹部以上だってことは気づいてたけど。
それまでは現桜龍幹部以上の顔と名前知らなかったし、一応事実だよな。
ちなみに桜龍の代々幹部は好きな色の、下っ端は白のメッシュを入れる。
なぜか俺は金髪のままだったが。
黒髪にメッシュを入れるのは変わってないみたいだ。
「よーし!じゃあ俺らを知らないお前にまずは自己紹介してやるよ!!」
いきなりさっきまで黙っていた赤メッシュのヤツが話してきた。
喋りかたと声の感じからしてコイツ、バカだな。


