──ドコッ


──バキッ


「や、やめてくれ…!!」


「あ?お前らが悪いんだろうが。」


──メキッ


「命が惜しいなら解散しろ。」


「か、解散する!きょ、今日で死楽は解散する!!」


「それでいい」


──ボキッ


フードを被った男は既にボロボロな男を最後に1発殴る。


殴られた男は気を失った。


そしてフードを被った男はどこかに電話をかける。


「死楽潰しといた。」


「あぁ、いつもサンキュ。」


少し会話をして電話を切ると、またどこかに電話をかける男。


その周りにはたくさんの男たちが気を失い倒れていた。


「俺。お前んとこ行きたいんだけど手続きできるか?」


「…あの件か?」


「あぁ。真実を確かめたいからな。」


「わかった。明後日来てくれ。」


「サンキュ」


そう言うとその男は電話を切った。


「…俺の大事な場所だ。潰させるわけがない。」


倒れた男たちの中心に立っている男は楽しそうに呟くと闇の中に消えていった。