未来予知bot

颯にすんなり説明ができたのは、私が田鍋さんを殺したことを知っているからだ。

でも、そのことは葉月には言えない…。

「ま、まあね」

私は笑って誤魔化した。

「……」

葉月は、少し不審がっているような表情を見せた。

「あっ、もう朝のホームルーム始まる!座らないと!」

自分でもわざとらしい演技になってしまっていることに気付きながらも、私は誤魔化し続けた。

私と葉月は、ずっと一緒に行動をしていた。

体育の授業も、美術室までの移動も、トイレに行くのも、ずっと一緒だった。

私達は、警戒を怠ることはなかった。

私がどうしても葉月から離れないといけないときは、颯が代わりに葉月と一緒にいてくれた。

そしてなんとか私達は放課後まで無事に過ごすことができた。

しかし、問題はここから。

ここからが勝負だ。

学校は人目が多い場所。

こんな場所で殺人をしようなんて思う人は、そういないだろう。