警察に通報し、色々と話をしたり手続きをした。

例の手紙のことは、警察には話さなかった。

田鍋さんのことがバレてしまっては、困る。

とりあえず一段落したあと、私は葉月にメッセージをした。

【葉月、大丈夫?変な人につけられたりとかしてない?】

返信はすぐにきた。

【なになに、急にwさっきはトイレで色々あったのに、急に親切】

【それはごめん】

【うん、私もちょっとしつこすぎた。それよりも、また何かあったの?】

【お母さんが襲われた】

【え!?お母さんは大丈夫なの?】

【うん、ちょっと気を失ってたけど大丈夫。怪我も軽いし】

【よかった】

【それでね、お母さんを襲った犯人は、次は葉月のことを狙っているみたいなの】

【なんで私?】

それは……。

【わからない】

本当は葉月が襲われる理由はわかっていた。

田鍋さんに親しい人から私への復讐。

【犯人から手紙が来たの。次は私の友達を狙うって】