そこには、

【数学Ⅱのテストでプリント8の問題が全てそのまま出てくる】

という未来予知botからのメッセージがあった。

「これって…!」

「そう、数Ⅱのテストの内容、当たってたの。だから、私はプリント8の内容を丸暗記してテスト受けたってわけ」

「それで、あんなにいい点数だったんだ」

「このアカウントは本物なんだよ。これの予知のお陰で、最近ずっと成績いいんだから」

「でも悪いことが予知されることもあるんじゃない?そういうときはどうするの?ほら、ここに【地学のテストで解答ミスをしてしまう】ってあるけど…」

「そんなの簡単だよ、これは未来の予知。ということは回避することも可能なの。地学のテストで解答ミスしないように注意すればいいだけ」

「なるほど…。ねえ、そのアカウントのID教えて!私もフォローしたい」

「いいよ」

葉月は私に未来予知botのIDを教えてくれた。

私は、未来予知botをフォローした。

「未来予知botはね、その日のことを予知してくれるの。だから、メッセージが来るペースは多くて一日に一回。たまに来ないときもあるんだ」

「へえ…」