驚いて私が振り返ると、そこにいたのは…。
「は、颯……!!」
「ひかり、どうして……」
「は、颯こそどうして…」
「ひかりの様子がおかしかったから、ずっとつけていたんだ。そしたら、ここに来て、気付いたらひかりが、田鍋を………!一体、どうしてそんなことになったんだ!」
颯に聞かれて、私はレオンが田鍋さんの手によって殺されたことを説明した。
「レオンを殺したのは田鍋さんだったのか…。でも、どうしてそれを俺に言ってくれなかったんだ!」
「それは…」
「俺に言ってくれたら、こんなことにならずに済んだかもしれないのに…」
「ごめん、ごめんね……颯………」
私の目から、大粒の涙が零れ落ちる。
「…いや、俺も悪かったよ。俺が不甲斐ないから、ひかりは俺に頼ることができなくて、田鍋を…殺してしまったんだよな」
そう言って、颯は私をぎゅっと抱きしめ、私の頭をポンポンと優しく撫でた。
「は、颯……!!」
「ひかり、どうして……」
「は、颯こそどうして…」
「ひかりの様子がおかしかったから、ずっとつけていたんだ。そしたら、ここに来て、気付いたらひかりが、田鍋を………!一体、どうしてそんなことになったんだ!」
颯に聞かれて、私はレオンが田鍋さんの手によって殺されたことを説明した。
「レオンを殺したのは田鍋さんだったのか…。でも、どうしてそれを俺に言ってくれなかったんだ!」
「それは…」
「俺に言ってくれたら、こんなことにならずに済んだかもしれないのに…」
「ごめん、ごめんね……颯………」
私の目から、大粒の涙が零れ落ちる。
「…いや、俺も悪かったよ。俺が不甲斐ないから、ひかりは俺に頼ることができなくて、田鍋を…殺してしまったんだよな」
そう言って、颯は私をぎゅっと抱きしめ、私の頭をポンポンと優しく撫でた。