私はそう言うと、田鍋さんに飛びかかった。

「ぐっ!!」

田鍋さんの首を強く強く締めつける。

「ぐぅううぅ……!!」

田鍋さんが汚い呻き声をあげる。

「よくも、よくもレオンを……!!死ね、死ねえええ!!」

「ぐ……あ…」

段々田鍋さんの呻き声が小さくなっていく。

田鍋さんは白目を剥いていた。

気持ち悪い、気持ち悪い。

「死ね、さっさと死ね!!」

私は手の力を緩めることはなかった。

やがて、田鍋さんは動かなくなった。

死んだのだ。

「はー、はー………」

私は、肩を大きく上下させて呼吸をした。

人を絞め殺すというのは、かなり体力を消耗するようだ。

「ふう………」

さて、この田鍋さんの死体をどうするか…。

とりあえず林の奥に隠して、家に帰ってシャベルを持ってきて、穴を掘ってそこに埋めて……。

そんなことを考えていると、私の背後で声がした。

「ひかり……?」