「確かに」と言おうとした瞬間、また眠気が私を襲ってきた。

「ええっ、ちょっとひかり!また寝るの?」

「おやすみ~……」

「お、おやすみ……」

そしてその日の夜。

私はスマホのアラームをセットし、眠りについた。

今夜はゆっくり眠れる…。

そう思っていたのに…。

プルルルルルルルル
プルルルルルルルル

と着信音が…。

嘘でしょ……。

だって、今朝着信拒否にしたはずなのに!

だから、イタズラ電話はかかってこないはずなのに!

どうして…!!

スマホの画面を見てみる。

今朝着信拒否した番号とは違う番号からだ。

もしかしたら、今度はちゃんと用のある人からの電話かもしれない。

恐る恐る、私は電話に出た。

「もしもし…」

『…』

無言電話……。

「もう、嫌!!」

電話を切り、私は急いでかかってきた番号を着信拒否にした。

それなのに…。

プルルルルルルルル
プルルルルルルルル
プルルルルルルルル
プルルルルルルルル
プルルルルルルルル…

「もう、いい加減にしてよ…!誰なのよ、一体…!!」