未来予知bot

レオンは「もっと」とでも言うように私の顔を見てくる。

こんな顔をされたらあげたくなってしまう。

私がドッグフードを足そうとすると、お母さんが

「こら!そうやってまたレオンを太らせるつもり?この前も病院で注意されたんだから」

と私を怒った。

「はあい…。ごめんね、レオン」

レオンは、悲しそうな顔をした。

「さあ、私達も食べましょう」

「はーい」

私はカレーを食べている間、家の電話やスマホが鳴らないか少し緊張していたが、一回も鳴らなかった。

結局、私がご飯を食べ終わってお風呂から出て、寝る用意をするまでイタズラ電話はかかってこなかった。

取り越し苦労だったのだろうか?

そう思って眠ろうとベッドの中に入ったとき、スマホが鳴った。

プルルルルルルルル

私はスマホを開いた。

未登録の電話番号からの着信。

イタズラ電話に違いない。

私は無視しようと心に決めていたので、電話には出なかった。