「……はぁ~~」

緊張が解け、体の力が抜けていく。

お、終わった…。

なんとか言い返すことができた。

でも…。

きっと、田鍋さんは怒っているだろうな…。

また何かされたらどうしよう。

教室に帰る途中、未来予知botから通知があったことを思い出した。

今回はどんな予知だったのだろうかと、私はメッセージを開いた。

【田鍋に呼び出される】

「これって…さっきのことだよね?ああ~、もう!」

もっと早くこのメッセージを見ていたら、さっきの状況は回避できたはずなのに!

私はひどく後悔した。