翌日、私は久しぶりに学校へ行った。

葉月の言っていた通り、みんな私のことを心配してくれていたようで、私が教室に着くと、

「ひかり、もう体の調子とか大丈夫なの?」

「しんどくなったらすぐに言ってね!」

と言ってくれた。

田鍋さんは、ずっと私のことを睨んでいたけれど……。

「おはよう、ひかり。今日は学校来たんだね」

「おはよー、葉月。うん、これ以上休むと勉強やばいからね」

「ひかりなら学校来ても来なくても同じようなもんだろうけどね」

「ちょっと、なにそれ!どういう意味!?」

「あはははっ」

「…ふふ、あはははっ」

いつものやりとりがなんだか懐かしく感じて、私も思わず笑ってしまった。

「あ、そういえば」

私はスカートのポケットからスマホを出した。

「これ…昨日来た未来予知botからのメッセージ読んだんだけど」

「うん」

「【彼氏と別れる】って来てたんだよね。でも私は颯と仲直りしたから、予知は当たってないんだよね」