「うーん、よく登下校するようになったのは進展したってことにはならないの?」
「そんなの、友達でもやるじゃん!やっぱり恋人同士の進展といえばあれでしょ、あれ!」
「あれって?」
私が聞くと、葉月はにまにまと笑いながらこう言った。
「キスだよ、キス!」
「キ、キス!?」
私は思わず聞き返してしまった。
「なんかその反応デジャヴ…」
「そんな、キスだなんて早いよ!私達まだ付き合って三ヶ月なのに」
「“まだ”じゃなくて“もう”三ヶ月でしょうが。颯君、よく我慢してられるなー。絶対キスしたいって思ってるよ。それなのに、ひかりがしたがらないから…」
「だだだ、だって…」
「でも、ひかりだって何か物足りないなって思ってるんでしょ?じゃあしてあげればいいじゃん、キス。今度のデートのときにでもさ」
「うーん…。考えとく…」
次のデートは土曜日。
土曜日までまだ時間はある。
それまでゆっくり考えればいいか…。
「そんなの、友達でもやるじゃん!やっぱり恋人同士の進展といえばあれでしょ、あれ!」
「あれって?」
私が聞くと、葉月はにまにまと笑いながらこう言った。
「キスだよ、キス!」
「キ、キス!?」
私は思わず聞き返してしまった。
「なんかその反応デジャヴ…」
「そんな、キスだなんて早いよ!私達まだ付き合って三ヶ月なのに」
「“まだ”じゃなくて“もう”三ヶ月でしょうが。颯君、よく我慢してられるなー。絶対キスしたいって思ってるよ。それなのに、ひかりがしたがらないから…」
「だだだ、だって…」
「でも、ひかりだって何か物足りないなって思ってるんでしょ?じゃあしてあげればいいじゃん、キス。今度のデートのときにでもさ」
「うーん…。考えとく…」
次のデートは土曜日。
土曜日までまだ時間はある。
それまでゆっくり考えればいいか…。