未来予知bot

「事故…?」

そっか。

てっきり事故って交通事故のことかと思っていたけれど、これも事故のうちに入る。

きっと、未来予知botが予知した事故っていうのは、このことだったんだ。

「よかった……」

私は胸を撫で下ろした。

「なんか言った?」

「ううん、なんでもない」

やがて新しいパフェがきて、それからしばらく私達はカフェで話し込んでいた。

「もうこんな時間か、そろそろ出ようか」

颯がスマホを見ながら言った。

「うん」

会計を済ませ、私達はカフェを出た。

「今日は本当に楽しかった、ありがとうね」

「本当に?よかった。俺こうやって彼女と出掛けるのとか初めてだったからすっごい緊張してたんだよね」

「そうなの?モテるのに」

「モテる?俺が?」

「うん、だっていつも1年の女子とか騒いでるよ」

「へえ…」

興味なさげに颯が返事した。

「興味ない?」

「俺、ひかり以外の子とかどうでもいいから」