「でもさー、テスト範囲ぜーんぶなんて絶対覚えられないじゃん!ちょっとだけなら完璧に覚えられるし」
「で、そのちょっとだけが全くテストに出た試しがないんでしょ?それなら、全体をなんとなーく覚えたほうが絶対いいでしょ。選択問題とかもあるんだし…」
「そうだけど……。なんか大量の文章とか数式とか見るだけで蕁麻疹出そうになるんだよね……」
そんな話をしていると、いつの間にか教師は答案用紙のチェックを終えていた。
「じゃあ今回のテストはここまで。最終日までよく頑張ったな。今日はもう解散していいぞー」
教師がそう言うと、待っていましたというように生徒達が次々と教室を出て行く。
「ひかり、一緒に帰ろう」
「うん」
私と葉月は一緒に教室を出た。
「そういえばひかり、今までで一番低かった点数って何点?」
ローファーに履き替えながら、葉月が言う。
「えっと…35点かな」
私が答えると、葉月は目を丸くさせた。
「で、そのちょっとだけが全くテストに出た試しがないんでしょ?それなら、全体をなんとなーく覚えたほうが絶対いいでしょ。選択問題とかもあるんだし…」
「そうだけど……。なんか大量の文章とか数式とか見るだけで蕁麻疹出そうになるんだよね……」
そんな話をしていると、いつの間にか教師は答案用紙のチェックを終えていた。
「じゃあ今回のテストはここまで。最終日までよく頑張ったな。今日はもう解散していいぞー」
教師がそう言うと、待っていましたというように生徒達が次々と教室を出て行く。
「ひかり、一緒に帰ろう」
「うん」
私と葉月は一緒に教室を出た。
「そういえばひかり、今までで一番低かった点数って何点?」
ローファーに履き替えながら、葉月が言う。
「えっと…35点かな」
私が答えると、葉月は目を丸くさせた。