未来予知bot

「そうだね………」

私はそう言って、若菜を抱きしめた。

まあ、若菜が吉田君に振られたのは、私が吉田君に指示したからなんだけどね。

「ねえ、若菜……私と付き合わない?」

「へっ………?」

驚きのあまり、若菜が泣き止んだ。

「私なら、若菜にそんな顔させない。絶対若菜のことを幸せにするよ」

若菜の手を握る。

「え……そんな…。で、でも私達女だし………」

「愛に性別なんて関係ないよ。確かに、偏見の目で見る人はいるかもしれない。でも、大丈夫。私が若菜のことを守ってあげるから!」

「葉月……なんか……目が怖い……」

「何が?怖くなんかないよ!私は、若菜のことを想っているんだよ?それだけだよ?」

「だ……だけど………」

そのとき、私のスカートのポケットの中でスマホが震えた。

未来予知botからの通知音。

若菜はスマホを確認する。

「…って、さっき未来予知botからメッセ来たばっかりだから、私のところにはもう来ないんだった…。

……あれ?」

若菜が首を傾げる。