未来予知bot

私が返事に戸惑っていると、吉田君がやってきた。

「若菜、ちょっと来て欲しい…」

暗い面持ちの吉田君。

さすがの若菜も、彼が何を言おうとしているのか察した。

若菜は泣きそうな顔をしながら、吉田君についていった。

しばらくして、吉田君だけ教室に戻ってきた。

授業が始まっても、若菜は戻ってこなかった。

授業が終わり、休み時間。

私は、保健室へ向かった。

保健室には、先生はいなかった。

中から、若菜のすすり泣きが聞こえてくる。

やっぱり、ここにいた。

若菜は、ベッドの上でうずくまって泣いていた。

「若菜」

私は、若菜の名前を呼んだ。

「葉月……」

若菜が振り返る。

涙と鼻水でぐしゃぐしゃな顔の若菜。

「私……清に振られちゃった……。バカな子は嫌いなんだって……ひどいよね……。私がバカなことなんて、クラスのみんなが知っているのに、清だって知っていたはずなのに……それなのに、自分から告白しておいて振ってくるなんて……」