未来予知bot

そりゃそうだ。

吉田君は、私がお金を払ったから若菜と付き合っているだけで、別に若菜のことは好きではないのだから。

それに昨日、私のところに吉田君からこんなメッセージが来た。

【そろそろあいつと別れたい。あいつのバカさ加減にはうんざりなんだ……】

と。

「そうなんだ……」

私は、若菜に気付かれないように未来予知botのアカウントを使って若菜にメッセージを送った。

「なんかメッセ来た。あ、未来予知botからだ」

メッセージを見た若菜の顔色は、みるみるうちに悪くなっていく。

さっき、私は【彼氏に振られる】という内容のメッセージを若菜に送ったのだ。

「どうしたの?」

私は、わざとらしく若菜にたずねる。

「清に……フラれるって……」

「え…そんな……」

「どうしよう……葉月……」

涙目の若菜。

ふふふっ、可愛い………。

「どうしようって言われても……」