未来予知bot

きっと、若菜のスマホが鳴ったんだ。

しかし、若菜は知らん顔をしていた。

結局誰も犯人だと名乗り出なかったので、先生は

「今度は、スマホは家に置いておくんだぞ!」

と全員に注意する形で終えた。

そして、昼休み。

私と若菜は、机をくっつけて一緒にお弁当を食べていた。

「さっきの、マジで誰だったんだよー」

「めっちゃビビッたよねー」

「でも、授業ちょっと潰れてくれてラッキー♪」

みんな、さっきのスマホのバイブ音のことで少し盛り上がっていた。

「あれって…若菜だよね?」

私は、若菜に小声で言った。

「うん、未来予知botから通知が来たの」

そう言って、若菜はスマホを操作した。

「【葉月のバッグからシャーペンが見つかる】…だって!!葉月、バッグの中見てみて!」

「う、うん…」

私は、机の横にかけていた手提げバッグの中を確認した。

すると、なんと未来予知botの予知通り、中にはシャーペンが入っていた。