未来予知bot

確かに、なくしてしまうのはショックだ。

しかし、こんなバカみたいなアカウントには騙されない。

昨日の予知だって、きっとたまたま当たっただけだ。

そうに違いないと私は高を括っていた。

しかし、三時間目の数学の授業のこと…。

「ない…!」

二時間目のときにはあったはずの例のシャーペンが、なくなっていたのだ。

下を見てみるが、どこにも落ちていない。

それに、今は授業中だから、探しにくい…。

休み時間になったら、ちゃんと探そう。

私は、とりあえず他のシャーペンを使ってノートをとることにした。

そして休み時間。

教室の隅から隅まで探してみたものの、シャーペンは見つからない。

「葉月、どうしたの?」

若菜がたずねる。

「シャーペンなくしちゃって…」

「それって、私が誕生日にあげたやつ?」

「うん、そうなの…」

「私も一緒に探すよ!」

「ありがとう、若菜。でも、教室のどこにも落ちてなくて…」