2時間目が終わった後の休み時間のことだった。

【颯に告白される】と昨日と同じメッセージが未来予知botから送られてきた。

「葉月…これ…」

「もう、ひかりってば…。さっきも言ったけどちゃんと颯君の気持ちに応えてあげないと」

「うん……」

そのとき、颯がやってきた。

「あのさ、ひかり」

「は、颯…」

「ちょっと来てほしいんだけど…」

「え…」

私は、葉月の顔を見て葉月に助けを求めた。

葉月は「早く行って来い」と口パクで私に伝えてきた。

「う、うん…」

私は颯に連れられて誰もいない靴箱まで向かった。

「今日さ……ちょっとなんか様子変だよな、お前。俺が話しかけたらすっげー不機嫌そうだったし、さっきも…。俺、なんか悪いことしたかな?」

颯は下を向きながらポツポツと言う。

「う、ううん。颯は何も悪いことしてないよ」

「そ、そっか…よかった……」

颯は安心したようだった。