「ぐはっ！」

「は、颯！！」

「お前だよ、お前。お前が連絡を怠ったせいで、田鍋は間違えてお前ん家まで行ってひかりを襲うフリをした。お前がちゃんと話さなかったせいで、田鍋が死んでしまって、田鍋が最初死んでいなかったことがひかりにバレてしまった。

あーあ、あのまま順調に行っていれば、私のお金でひかりと結婚して、そこそこ遊べるお金も手に入れられたのにね」

ぐりぐりと颯の腹を踏み続ける葉月。

「ぐうぅ…………」颯の苦しそうな声が聞こえてくる。

「もう、アンタは用済みだよ。バイバイ」

そう言って、葉月はナイフを取り出す。

「や、やめろ！！俺が何をしたっていうんだ！！嫌だ、やめろ！！」

「何をしたって、アンタのせいでもうひかりは幸せになれないんだよ？これってすっごく罪が重いよね？だから死刑でーす」

葉月は、ナイフを颯の太ももに突き刺す。

「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！」