「ひどい、ひどいよ…………!!あなたのせいで、レオンは………うぅうっ……」
「ひかり、泣いてるの?ふふふっ、ひかりは泣いた顔も可愛いね」
葉月が私に近づき、私の目から流れる涙を拭う。
私の顔に葉月の指が触れたとき、私は全身に鳥肌が立ったのを感じた。
「でもね、あれも仕方ないことだったんだよ?ああでもしないと、ひかりは田鍋を殺そうとしないでしょ?」
「どうして、私に田鍋を殺させようとしたの……!?しかも、あんな茶番まで……!!」
「? そんなの簡単だよ!愛に障害や壁はつきものでしょう?」
「は……?」
「私はね、ひかりのことがだーーーーーいすきなの。でも、私じゃあひかりのことは幸せにしてあげられない。だって、私は女の子だから。この世界って、狂ってるよね。同じ性別で愛し合えば、変な目で見られてしまう。だから、颯を用意したの」
「颯を…」
私は、颯のほうを見た。
颯は、不機嫌そうに部屋の天井を見つめている。
「ひかり、泣いてるの?ふふふっ、ひかりは泣いた顔も可愛いね」
葉月が私に近づき、私の目から流れる涙を拭う。
私の顔に葉月の指が触れたとき、私は全身に鳥肌が立ったのを感じた。
「でもね、あれも仕方ないことだったんだよ?ああでもしないと、ひかりは田鍋を殺そうとしないでしょ?」
「どうして、私に田鍋を殺させようとしたの……!?しかも、あんな茶番まで……!!」
「? そんなの簡単だよ!愛に障害や壁はつきものでしょう?」
「は……?」
「私はね、ひかりのことがだーーーーーいすきなの。でも、私じゃあひかりのことは幸せにしてあげられない。だって、私は女の子だから。この世界って、狂ってるよね。同じ性別で愛し合えば、変な目で見られてしまう。だから、颯を用意したの」
「颯を…」
私は、颯のほうを見た。
颯は、不機嫌そうに部屋の天井を見つめている。



