その人物は田鍋さんと似たようにパーカーのフードを被っており、顔がよく見えない。

「ん~、それを話すと長くなっちゃいそうだなあ……。というわけで、あなたもおやすみなさい♪」

そう言って、謎の人物は私に近づいた。

ビリッと強い電撃が私の体の中を走っていく。

スタンガンだ。

私の意識は、そこで途切れてしまった。